世界大百科事典(旧版)内のリャプノフ,A.M.の言及
【安定性】より
…しかし,ディジタル制御方式が普及しつつある今日では,ナイキストの安定判別法よりもむしろ古典的なラウスの安定判別法が有力になりつつある。 今まで紹介した方法はすべて線形微分方程式に対してのみ有効であったが,1892年ロシアのリャプノフA.M.Lyapunovは非線形の微分方程式にも適用できる新しい安定判別法を提案していた。しかし,当時の西ヨーロッパではあまり注目されず,1950年代後半にアメリカで再発見され,新しい発展をみた。…
※「リャプノフ,A.M.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」