世界大百科事典(旧版)内のリヤード協定の言及
【ARAMCO】より
…また,ラス・タヌーラには精製能力42万バレル/日の製油所をもっている。72年にリヤードで締結された参加協定(リヤード協定)により,73年1月にはサウジアラビア政府が25%の参加を行い,74年6月には60%参加の暫定協定が1月にさかのぼって実施された(これに伴い,各社の持分はソーカル,テキサコ,エクソン各11.33%,モービル6%に変わった)。さらに,79年に実施されたサウジアラビアによる完全国有化は1976年に遡及(そきゆう)して行われることで合意された。…
【OPEC】より
…この公示価格や利益配分率の引上げにとどまらず,石油資源の恒久主権を確保するために,産油国による自主開発と既存産油会社への事業参加がOPECの政策目標として打ち出された。その交渉は難航したが,サウジアラビアとアブ・ダビー両国と国際石油会社との間で72年12月にリヤード協定が調印された。その内容は73年の25%の事業参加からスタートし,82年には51%の過半の参加を達成するというものであった。…
【石油産業】より
…(2)は従来の利権契約を完全に破棄し,より直接的かつ短期的に資源および操業権を奪回しようとするものであった。 (1)の事業参加が実施される嚆矢(こうし)となったのが,72年にサウジアラビア,アブダビ両国政府と,両国で操業する石油会社との間で締結された〈リヤード協定〉である。これは,産油国が従来の利権保有者から一定の対価を支払って,利権にもとづく操業権益の一部を買い戻したものであり,利権保有者の操業自体はなお存続することが保証された。…
※「リヤード協定」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」