リン安(読み)りんあん

百科事典マイペディア 「リン安」の意味・わかりやすい解説

リン(燐)安【りんあん】

リン酸アンモニウム

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のリン安の言及

【リン酸アンモニウム(燐酸アンモニウム)】より

…リン酸二水素アンモニウムと塩化アンモニウムの水溶液にアンモニア水を加えて密閉し,冷却すると3水和物が得られる。リン安と呼ばれ,肥料として広く用いられる。水素塩(NH4)2HPO4,(NH4)H2PO4を単にリン酸アンモニウムということもある。…

【リン酸肥料(燐酸肥料)】より

…日本では88年に過リン酸石灰の製造が開始されたのが工業的リン酸肥料生産の始めである。以後,1936年にはトーマスリン肥,49年に溶成リン肥,57年に焼成リン肥の生産が開始され,そのころより重焼リン,重過リン酸石灰,リン安なども生産されるようになり,リン酸肥料の種類は多様化した。 日本のリン酸肥料生産量は成分(P2O5)として約70万tで,その大部分が国内で消費されている。…

※「リン安」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android