世界大百科事典(旧版)内のリース=シャウダーの択一定理の言及
【関数解析学】より
…(b)(1)が0以外の解xをもつ場合は,その解の中で線形独立なものは有限個であり,そのとき(2)が解をもつための条件は,λf-T*f=0なる任意のf∈X*に対してf(u)=0なることである。これは,リース=シャウダーの択一定理と呼ばれ,積分方程式,にあてはめると,すなわち,なる作用素Tを考えると,フレドホルムの択一定理が得られる。
[非線形問題]
常微分方程式の初期値問題, x′=f(t,x),x(0)=a ……(3) は,未知関数x(t)に関する積分方程式,と同等である。…
※「リース=シャウダーの択一定理」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」