《ルカ受難曲》(読み)るかじゅなんきょく

世界大百科事典(旧版)内の《ルカ受難曲》の言及

【受難曲】より

…そのほか,K.トーマスやJ.アーレンスの作品など,ドイツ福音主義教会の現代の受難曲には,ネオ・バロック様式をとるものが多い。なお,カトリック系の作品として注目をひくのは,ポーランドのペンデレツキが前衛的な技法を駆使して作った《ルカ受難曲》(1965)である。受難【服部 幸三】。…

【ペンデレツキ】より

…その後弦楽器と打楽器のための《アナクラシス》(1960),52の弦楽器のための《広島の犠牲者にささげる哀歌》(1960)などで4分音やトーン・クラスター(音群,つまり狭い音程間隔で密集する音の塊)の独特なスタイルの表現で国際的に知られる存在となった。混声合唱とオーケストラの《ルカ受難曲》(1965),オペラ《ルードンの悪魔》(1969)などは,いずれも器楽部分だけではなく,合唱の声のパートも,トーン・クラスターやグリッサンドなどをみせる音色的作法の組織化といった独自な語法によって形づくられていて,力強い流動をみせる代表作となっている。【秋山 邦晴】。…

※「《ルカ受難曲》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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