世界大百科事典(旧版)内のルネサンス教皇の言及
【キリスト教】より
…ニコラウスはローマに帰って50年に,かつてボニファティウス8世が1300年に行ったのと同じ規模の祝年祭を挙行し,あるいはイタリア・ルネサンスの芸術文化を手にしてその勢力の誇示につとめた。ニコラウスをふくめて10代の教皇を〈ルネサンス教皇〉と呼ぶ。シクストゥス4世(在位1471‐84)はバチカン図書館を改造し,システィナ礼拝堂を建て,あるいはユリウス2世(在位1503‐13)は聖ペテロ大聖堂を建てたが,これらのことは教皇の霊的権威を少しも回復するものではなかった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」