ルネサンス新プラトン主義(読み)るねさんすしんぷらとんしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内のルネサンス新プラトン主義の言及

【新プラトン主義】より

…古代ギリシアの学術の継承とあいまって数学,天文学など自然諸科学の発展に対する寄与も小さくない。この伝統がルネサンスとともに西方に復帰しフィチーノなどの〈ルネサンス新プラトン主義〉を生み,各地のアカデミー運動の原動力となった。ケンブリッジ・プラトン学派に属する人々やT.テーラーは近代新プラトン主義者といえよう。…

【人文主義】より

…すでに始まっていたギリシア語学習は,ニッコリNiccolo Niccoli(1364‐1437)らによってすすめられていたギリシア古典の収集と相まって,次々にギリシア古典の翻訳をすすめていったが,すぐれたギリシア学者たちの参加によって質量ともに変化発展する。とくに目を引くのは,プラトン学の発展で,そのため15世紀後半の人文主義はルネサンス新プラトン主義とも呼ばれるほどプラトンの影響を強く受けた。この中核がフィチーノを長とするプラトン・アカデミー(アカデミア・プラトニカ)で,メディチ家のバック・アップもあって,周囲に傑出した文化人を集めた。…

※「ルネサンス新プラトン主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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