レピドカリス・リニエンシス(読み)れぴどかりすりにえんしす

世界大百科事典(旧版)内のレピドカリス・リニエンシスの言及

【カシラエビ】より

…現生甲殻類のうちもっとも原始的な特徴をもち体長3mm以下と微小。1926年,スカウアーフィールドD.J.Scourfieldによって,イギリスのスコットランド東部,アバディーンシャー州のライニーの古生代デボン紀の中部あるいは下部の地層から発見された体長約3mmの化石甲殻類の一種は,現生甲殻類のうちではホウネンエビ類(鰓脚亜綱無甲目)に一見よく似ており,レピドカリス・リニエンシスLepidocaris rhyniensisと命名され,新科,新属,新種として発表された。この種は化石としては珍しく,非常によく保存されており,成体はもちろん,幼生の形態も詳しく調べることができたほどであった。…

※「レピドカリス・リニエンシス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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