世界大百科事典(旧版)内のレンチキュラースクリーンの言及
【立体印刷】より
…平面の画像でありながら遠近感があって立体的に見える印刷。平らな面の写真あるいは印刷の像を立体的に見せるには,左右離れた場所から撮った写真を並べて立体視鏡で見る方法や,左右色の違うフィルター眼鏡を通して色付画像を見る方法などがあるが,天然色で立体視するにはレンチキュラースクリーンlenticular screenを使用する。これは一つ一つの単位がかまぼこ形をしている微細なレンズの集合で,これをあらかじめ左右の目から見た2種類の像が多数の線で印刷されているものの上にはりつけ,おのおののレンズの作用で2種類の画像を普通の視覚距離で結合させて見て,もとの物体を両眼で見たのに近い効果を出す。…
※「レンチキュラースクリーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」