世界大百科事典(旧版)内のレンツベクトルの言及
【非線形力学】より
…ポテンシャルが座標ベクトルrの絶対値だけの関数であるため,エネルギー積分H=E以外に角運動量の積分(r×p)2=L2およびr×pの一成分(r×p)z=Lzが独立な運動の定数を形成している。さらにポテンシャルU(r)=-1/rの特殊性から,次のように定義されるベクトルA=p×L-r/rが運動の定数であることが知られていて,レンツベクトルと呼ばれている。軌道r(t)はLに垂直な平面内で円錐曲線を描き,レンツベクトルAの大きさがこの円錐曲線の離心率をきめている。…
※「レンツベクトル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」