世界大百科事典(旧版)内のロガロ,F.M.の言及
【ハンググライダー】より
…もともと初期のグライダーはすべてこの方式で試みられ,19世紀後半に成功したリリエンタール兄弟のものもハンググライダーであったが,その後固定翼の高性能グライダーの発展とともに忘れ去られた存在となっていた。1950年代に,アメリカ航空局(NACA)のロガロF.M.Rogalloは,宇宙船の回収用として,おりたたみと展開が容易にできる三角形の帆のような可撓翼をもつグライダーを考案した。これは本来の目的には使用されなかったが,60年代後半になると人間がぶら下がって斜面を滑空するスポーツに転用され,ロガロ型グライダーとも呼ばれて70年代にはヨーロッパ,日本へも広まった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」