世界大百科事典(旧版)内の《ロザリオのソナタ》の言及
【バイオリン】より
…同じ頃,ドイツ,オーストリアでもバイオリン音楽が盛んとなり,シュメルツァーJohann Heinrich Schmelzer(1623ころ‐80)に続くビーバーHeinrich Ignaz Franz von Biber(1664‐1704)は,代表作《聖母マリアのロザリオ15玄義》(1676ころ。通称《ロザリオのソナタ》)で,スコルダトゥーラを使った重音奏法や卓抜な変奏技法を示している。 バイオリンは,その製作の質や量,楽器としての人気と普及度の点からみて,18世紀にその頂点に達したということができる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」