世界大百科事典(旧版)内のロシア・マンドリンの言及
【ロシア・ソビエト音楽】より
…19世紀の30年代にロシアに来たアコーディオンは〈ガルモーニgarmon’〉(バヤンはその完成型)の名で爆発的に流行し,バラライカとともに現代の代表的な民族楽器になった。ドムラdomraは古い名称であるが,現行のものは19世紀に復元された楽器で,ロシア・マンドリンとも呼ばれて親しまれている。古くはスコモローヒskomorokhiと呼ばれる放浪楽士が多くの楽器をもっていたことが知られているが,彼らは17世紀中ごろに教会の大弾圧を受けて絶滅した。…
※「ロシア・マンドリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」