世界大百科事典(旧版)内のロジャンコフスキー,F.S.の言及
【絵本】より
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[フランス]
フランスでは,ブッシュにも影響をあたえたロドルフ・テプフェル(1799‐1846)を先導として,達者なカリカチュアを描いたG.ドレがあり,ド・モンベルBoutet de Monvel(1850‐1913)が《ジャンヌ・ダルク》(1896)その他の絵本を描くにいたって,ついにフランスの絵本が世界を支配した。ついで手描きの型紙で彩色したアンドレ・エレやエディ・ルグランが,1930年代に入り《ペール・カストールの画帖》にフョードル・ロジャンコフスキーF.S.Rojankovsky,ナタリー・パランが石版画により新鮮な写実的画風で成功を収める。同じころブリュノフJean de Brunhoff(1899‐1937)は《ぞうさんババール》もので世界市場をおさえ,物の乏しい戦争中にサミベルSamivelが2色刷りであかぬけした絵本を作った。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」