世界大百科事典(旧版)内のロジンサイズの言及
【紙】より
…さらに紙への液体の浸透を調節するため紙の表面や内部の穴をサイズと呼ばれる耐水性膠質物(こうしつぶつ)でふさぐ操作(サイジング)を行う。にかわ,デンプンなどを表面に塗布する表面サイズと,松やになどから作るロジンサイズを少量加える内面サイズがあるが,内面サイズの方が簡単で安価なため一般に広く行われている。ただし新聞紙には普通は添加物は加えない。…
【サイジング】より
…それでもとくにサイジングを必要とするときは〈にかわ〉も用いられる。洋紙ではロジンサイズが最も多量に用いられている。ロジンサイズは松やにや松根油,クラフト排液中のトール油から得られるアビエチン酸およびその同族化合物が主成分で,カルボキシル基の一部はナトリウム塩となっている。…
※「ロジンサイズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」