世界大百科事典(旧版)内のロッチデール・パイオニア組合の言及
【イギリス】より
…68年に発足した労働組合会議(TUC)は労働運動の〈内閣〉となり,70‐75年の労働組合法による組合の法的地位の承認,争議行為の正常化に貢献した。一方,1844年のロッチデール・パイオニア組合をモデルとする協同組合運動は消費者配当を特色とし,卸売部門にも拡大されて全国運動となるが,〈倹約〉の社会哲学のなかに埋没した。 イギリス資本の世界市場独占が終わる大不況期に社会主義運動が復活し(1881年の(社会)民主連合,84年のフェビアン協会,93年の独立労働党),新組合主義とよばれる不熟練労働者の組織化(1889年のガス労働者,港湾労働者)が進む。…
※「ロッチデール・パイオニア組合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」