世界大百科事典(旧版)内のロッテリーの言及
【トトカルチョ】より
…20年の計算機導入以後は世界各国の競馬とドッグレースの配当金計算に使われた。40年代にイタリアの国内オリンピック委員会が選手派遣の資金調達のためロッテリー(富くじ)と組み合わせたパリミュチュエル方式をサッカー試合に適用した。原則として,任意の12組の試合の勝敗全部を当てるしくみで,莫大な賞金が当たるところからたちまちイタリア全土に広まった。…
【賭博】より
…近世になるとビリヤード,テニスなどの球技や一度におおぜいが賭けられる競馬やドッグレースがはじまった。特にロッテリー(富くじ)の考案は,都市への人口集中に伴って爆発的に流行し,公共事業の資金調達の目的で公営ロッテリーが企画された。また,バーデン・バーデンやモンテ・カルロのような巨大な賭博場がつくられ,新型の賭博用具であるルーレットが人気を集めた。…
【富くじ(富籤)】より
…主催者が多数のくじを販売し,売上げから手数料と取得分を差し引いた残りを抽選で当たったものに支払う賭博の一種。英語ではロッテリーlotteryといい,lot(くじ,運)の集合名詞である。くじは豊凶や勝敗を占うものとして古くから用いられ,現在でも裁判の陪審員の選出などにも利用されている。…
※「ロッテリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」