世界大百科事典(旧版)内の《ロハマー歌曲集》の言及
【編曲】より
… 西洋では,とくに15,16世紀以降,編曲は重要な作曲手段となった。15世紀前半のドイツの世俗歌曲を収めた写本《ロハマー歌曲集》を鍵盤曲に編曲したパウマンKonrad Paumann(1415ころ‐73)の《オルガン奏法の基礎》(1452)は有名で,14~16世紀のこのような鍵盤楽器やリュートに合わせた歌曲の編曲形態をとくにインタボラトゥーラintavolatura(イタリア語)と呼ぶ。また,世俗曲の旋律がミサ曲の定旋律にしばしば用いられて,とくに《ロム・アルメL’homme armé》の旋律はデュファイ,ジョスカン・デ・プレらによって取り入れられた。…
※「《ロハマー歌曲集》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」