世界大百科事典(旧版)内のロバートソン,O.H.の言及
【交換輸血】より
…この治療により,新生児の脳組織における黄疸,すなわち核黄疸の発生を防止し,脳性麻痺から守ることができる。この新生児への治療は1944年にウィーナーA.S.Wienerが初めて行ったものであるが,成人に対しては,やけどの治療のために,すでに1921年にロバートソンO.H.Robertsonが行っていた。今日では,新生児の血液不適合のほか,成人の劇症肝炎(急激に発症して重篤になる特殊な肝炎)や出血性疾患,毒物の中毒のときに行われている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」