世界大百科事典(旧版)内のロバートの言及
【中世科学】より
…スペインのトレドやシチリア,および北イタリアの諸都市において,ユークリッド,アルキメデス,プトレマイオス,アリストテレスの自然学,フワーリズミー,イブン・シーナー,イブン・アルハイサムなどの第一級の科学文献がラテン語に訳され,後の〈科学革命〉にいたる西欧科学の知的基盤をつくった。この〈12世紀ルネサンス〉の翻訳者として,クレモナのゲラルド,バースのアデラード,カリンティアのヘルマンHermann von Karinthia,チェスターのロバートRobert of Chesterらが知られているが,とくに70種以上の科学文献をアラビア語からラテン訳したゲラルドの功績は大きい。 13世紀には,このようにしてとり入れられたギリシア,アラビアの科学の遺産の上に,ようやく西欧科学の独自な活動が開始される。…
【ブルース】より
…スコットランド王ロバート1世。在位1306‐29年。…
【スチュアート朝】より
…その家系はブルターニュのフランス系貴族に由来し,12世紀からスコットランドに定住した。スコットランド王家に宮宰として仕え,国王ロバート・ブルースのイングランドに対する抗戦を支持し,1371年には一門のロバート2世が王位について,スチュアート朝を始めた。スチュアートの名称は宮宰stewardに由来する。…
※「ロバート」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」