ロマンティック・アイロニー(読み)ろまんてぃっくあいろにー

世界大百科事典(旧版)内のロマンティック・アイロニーの言及

【アイロニー】より

…《マクベス》のなかで,自分を殺す計画があることを知らぬダンカン王が,マクベスの居城や人柄をほめたたえるのは,このアイロニーの有名な例である。(3)〈ロマンティック・アイロニー〉はドイツ・ロマン派に始まる概念だが,その後一般化されて,イリュージョンの形成と自己破壊,それに伴う自己憐憫(れんびん)と自己嘲笑の交錯がもたらす文学的効果をさす。(4)しかし近年の文学理論でとくに重視されるのは,詩的言語の主要な特性としての〈アイロニー〉である。…

※「ロマンティック・アイロニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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