世界大百科事典(旧版)内のロラー,A.の言及
【マーラー】より
…カッセル(1883‐85),ライプチヒ(1886‐88),ブダペスト(1888‐91),ハンブルク(1891‐97)などの歌劇場指揮者を歴任し,1897年から10年間は,ヨーロッパ音楽界で最も栄光あるウィーン宮廷歌劇場の総監督の地位にあった。この時代にウィーン・ゼツェッシオンの画家ロラーAlfred Roller(1864‐1935)との協力でつくり上げた斬新な舞台は,その後の舞台演出にとって一つの模範をなすものである。彼はまた演奏会の指揮者として,ベートーベン,シューベルト,シューマンらの交響曲の楽器法の改訂を手がけている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」