世界大百科事典(旧版)内のロングスタッフ,T.の言及
【シアチェン氷河】より
…同山系東端に位置し,アジア大陸の主分水嶺となっているシアチェン・ムスターグ(山脈)と,その南側を並走するサルトロ山脈の間を北西から南東へ流れてヌブラ川の水源をなす。1909年イギリス人探検家T.ロングスタッフがこれを発見し,氷河末端の放牧地の名でバラを意味する〈シアチェン〉の名を氷河に与えた。アメリカ人W.H.ワークマン夫妻が12年に,イタリア人G.ダイネリが30年に探検隊を率いて調査した。…
【登山】より
…92年イギリスのM.コンウェーのカラコルム遠征隊は,パイオニア・ピーク(6888m)に登り,99年イギリスのD.W.フレッシュフィールドはカンチェンジュンガの山麓を一周した。1907年イギリスのT.G.ロングスタッフはガルワール・ヒマラヤのトリスル(7120m)に登頂したが,これが世界における最初の7000m峰登頂である。イタリアのL.A.アブルッツィは09年カラコルムのバルトロ氷河にはいり,世界第2の高峰K2を試登した。…
【ヒマラヤ[山脈]】より
…東部ヒマラヤでは99年にD.W.フレッシュフィールドがカンチ一周を果たし,それぞれ紀行を公刊した。20世紀に入り,生涯をヒマラヤ一筋に貫いたT.ロングスタッフが,1907年ヒマラヤの7000m峰ではじめてトリスル(7120m)に登頂,当時の最高の登頂記録となった。アメリカ人のワークマン夫妻も再三カラコルムの大氷河に足跡を残した。…
※「ロングスタッフ,T.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」