世界大百科事典(旧版)内のロンドン大火復興計画案の言及
【災害復旧事業】より
…都市においても,大災害が都市改良の契機となることがある。レンChristopher Wrenらが作成した1666年ロンドン大火復興計画案は拒絶されたとはいえ,建築物の不燃化と形態規制,道路の幅員14フィート以上への拡幅と舗装は実現し,レン設計のセント・ポール大聖堂のドームと多数の尖塔がロンドンの面目を一新した。1923年関東大震災後の東京復興においても,焦土全面買上げによる新都の造営という当初の計画は放棄されたが,焼失した既成市街地において3000haをこえる土地区画整理が実施され,隅田川の新橋梁,昭和通り等が新たな都市像を現出させた。…
※「ロンドン大火復興計画案」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」