ロンドン穀物取引協会(読み)ろんどんこくもつとりひききょうかい

世界大百科事典(旧版)内のロンドン穀物取引協会の言及

【国際商法】より

… これらの社会主義国における場合とは異なり,国際取引関係の法的安定は,取引法の国際統一によってのみ実現しうるとする考え方が,すでに19世紀の半ばにおいて国際的運送手段や通信手段の革命的変化の中で,相次いで設立された,特にイギリスにおける商人団体の中に見いだされる。その最も有名な団体の一つであるロンドン穀物取引協会London Corn Trade Association(1877年設立,次いで86年に近代的組織として改組)は,定款で穀物取引における取引慣行の統一および紛争の仲裁による解決の奨励を掲げており,60に及ぶ標準契約約款を定めた。絹糸・ゴム・スズなどの各種同業者団体についても同様の作業が見られ,また数国の同業者団体が標準約款の制定につき協力を行うこともあったから,それらが国際的取引慣行の統一化に寄与したことはいうまでもない。…

※「ロンドン穀物取引協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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