《ローベルト・ギスカール》(読み)ろーべるとぎすかーる

世界大百科事典(旧版)内の《ローベルト・ギスカール》の言及

【クライスト】より

…まもなく軍務を捨て,官吏になろうとして法律を学んだり哲学の研究に没頭したりしたが,いずれも長続きせず,ついに詩人を志して創作と放浪の生活に入った。パリ,スイス,北イタリアそしてドイツ各地を転々としつつ,《シュロッフェンシュタイン家》(1803)などのすぐれた劇作で頭角を現すが,異常な才能への自負と強烈な名誉欲とをもって取り組んだ大作《ローベルト・ギスカールRobert Guiskard》はついに実現にいたらず,またドイツ喜劇の名作とされる《こわれ甕》(1806)のワイマール初演の失敗やクライスト文学の極北を示す悲劇《ペンテジレーアPenthesilea》(1808)の拒絶をめぐってゲーテとの関係が決定的にこじれたことも大いに影響して,ロマン的な劇《ハイルブロンのケートヒェン》(1808)を除く《ヘルマンの戦》(1808),《ホンブルクの公子》(1810)などの劇は生前公演も公刊もされず,クライストは劇詩人としても結局志を遂げることができなかった。ナポレオン戦争の激動が彼の生活をいっそう不安定かつ困難なものにした。…

※「《ローベルト・ギスカール》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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