世界大百科事典(旧版)内の《ローマ聖務日課》の言及
【時課】より
…その構造は,ヌルシアのベネディクトゥスの会則の理想を具体化し,祈りと労働を交互に組み合わせ,中世修道院の生活様式と密接に結ばれたものであったが,キリスト者の絶え間ない祈りの理想として全教会に勧められるようになった。トリエント公会議後1558年に改訂された《ローマ聖務日課》は,中世修道院の原型をとどめ,これがすべての教役者に義務づけられることになった。第2バチカン公会議後の刷新では,朝晩の祈りを中心に現代人の生活にも可能な限り適応できるよう一新された。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」