ローリー,T.(読み)ろーりー

世界大百科事典(旧版)内のローリー,T.の言及

【チャタートン】より

…それ以後,彼は自己の天才を自分の作品に注ぐことを忘れ,手っとり早く金になる模作にはげんだ。彼がそれらしく書いた古詩や古文書類はつぎつぎに買い上げられたし,15世紀の詩人ローリーThomas Rowley作と銘打った作品は,衝撃的な発見としてセンセーションを巻き起こした。やがてある言語学者の綿密な分析によって,これら全部が偽作であることが暴露され,17歳の天才少年は極貧のうちに服毒自殺をとげる。…

※「ローリー,T.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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