世界大百科事典(旧版)内のワッジの言及
【パキスタン】より
…さらに,アレクサンドロスの将兵の末裔という伝説をもつカーフィル系のカラーシュ族などの小部族社会の音楽も特異なものである。他地域ではすでに使用されない古い形態を残す弓形ハープのワッジ,胴のくびれた鼓シャパなどの楽器を今日も使用している。北部のカラコルム地域のかつての小王国フンザ,ギルギットやバルーチスターンなどでは,いずれも専業音楽家集団ベリチョー,モンなどが存在し,両面大太鼓ダーダン,ケトルドラム型の1対の片面太鼓ダマル,スルナイをいずれも1組のセットで使用している。…
※「ワッジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」