世界大百科事典(旧版)内のワトキンス報告の言及
【カナダ】より
… 外資支配にかかわって,カナダ経済の特徴として指摘できるのが,静かではあるが根強い経済ナショナリズムの存在である。国民経済の独立と国家主権の保持を唱える(イギリス)ナショナリズムの動きは,68年に外資の支配状況を分析した《ワトキンス報告》が出版されてから次第に活発化し,〈産業のカナダ化〉問題が全国的規模で自覚され,外資の是非が広く論じられた。それが政策として実現したのがピエール・トルドー自由党政権下においてであった。…
※「ワトキンス報告」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」