世界大百科事典(旧版)内のワドゥルの言及
【ユカギール族】より
…ツンドラ・ユカギール(アラゼーヤ川,コリマ川下流域)とタイガ・ユカギール(コリマ川上流域)の二つのグループがあり,両者の間に言語・文化上の差異が認められる。自称名は前者がワドゥル,後者がオドゥル。ユカギール語は従来便宜上,旧アジア諸語に含められていたが,サモエード諸語,アルタイ諸語,チュクチ・コリヤーク諸語などとの親縁関係,さらに,最近の研究ではフィン・ウゴル語派との共通の特徴も指摘され,分類上は問題が残されている。…
※「ワドゥル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」