ワンケル,F.(読み)わんける

世界大百科事典(旧版)内のワンケル,F.の言及

【ロータリーエンジン】より

…直線運動をするピストンとクランク機構の組合せによる一般の往復式ピストンエンジンに対比される。この種のエンジンの構想には古くからいろいろなものがあったが,実用化されたものは,第2次世界大戦後ドイツの技術者ワンケルFelix Wankelによって発明されたワンケルエンジンのみで,ロータリーエンジンはワンケルエンジンの代名詞となっている。 ワンケルエンジンは,ケーシング(ローターハウジング)の内周面輪郭を2節ペリトロコイド曲線,ケーシング内を運動する回転ピストン(ローター)の輪郭をその3葉内包絡線としたもので,ローターはその3個の頂点がつねにケーシング内面に接しながら回転する。…

※「ワンケル,F.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android