世界大百科事典(旧版)内のワーク・システムの言及
【科学的管理法】より
…また,レーニンは科学的管理を一時批判したが,のちにソ連でも作業目標の設定に時間研究が取り入れられ,課業(ノルマ)は広く用いられるに至った。 一方テーラーの時間研究は,その後継者のA.シーガー,J.クイック,M.メーナードらによる標準時間前決め法に発展,ギルブレスの動作研究はA.モーゲンセンにより作業簡素化計画として拡大され,第2次大戦後オペレーションズ・リサーチとシステム工学を取り入れ(R.レーラー,G.ナドラーら),ワーク・システムと呼ばれて,ともに現在のインダストリアル・エンジニアリングの基本的技法となっている。 日本への紹介導入は1911年テーラー・システムの解説が新聞に掲載されて反響を呼び,13年にはテーラーの《The Principle of Scientific Management》が星野行雄によって《学理的事業管理法》と題して翻訳された。…
※「ワーク・システム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」