アイエテス(読み)あいえてす

世界大百科事典(旧版)内のアイエテスの言及

【アルゴナウタイ伝説】より

…往路のおもなできごととしては,女だけの島レムノスで歓迎され長逗留したこと,ミュシアではヘラクレスの連れヒュラスHylasがニンフにさらわれ,ヘラクレスは彼を探して遠征を中断したこと,黒海の入口の難所シュンプレガデス(〈打合い岩〉の意)を予言者フィネウスPhineusの助言で乗り切ったことなどが普通語られる。イアソンがコルキス王アイエテスAiētēsに金羊毛を求めると王は二つの難題を出した。青銅の足をもち,口から火を吐く牡牛を軛(くびき)につけ,アレス神の聖地を耕すこと。…

【メデイア】より

…その名は〈狡猾な女〉の意。コルキス(カフカス山脈の南方,黒海に臨む地方)の王アイエテスAiētēsの娘。太陽神ヘリオスの孫娘で,キルケの姪にあたる。…

※「アイエテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android