アイダー主義(読み)あいだーしゅぎ

世界大百科事典(旧版)内のアイダー主義の言及

【スリースウィー問題】より

…〈シュレスウィヒ・ホルシュタイン問題〉のデンマーク史の観点にたつ呼称。19世紀のナショナリズムの高揚のもとで対峙するデンマーク・ドイツ間の,デンマークの公爵領スリースウィーSlesvig(ドイツ語でシュレスウィヒSchleswig)の帰属をめぐる係争で,ドイツのシュレスウィヒ・ホルシュタイン主義Slesvigholsteinismeとデンマーク自由主義者のアイダー主義Ejderpolitikの双方の要求がまっこうから対立した。前者はデンマーク王を公爵としてドイツ連邦に加盟していたホルシュタイン公爵領とスリースウィーとを合一しドイツ連邦に加盟しようとする〈分離主義〉であり,後者はデンマーク王国とスリースウィーの合一による国民国家の建設,ドイツ領土であるべきホルシュタインの切離しを企てた。…

※「アイダー主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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