アシュリアン式石器(読み)あしゅりあんしきせっき

世界大百科事典(旧版)内のアシュリアン式石器の言及

【猿人】より

…ざっと150万年前ごろから後になると,新オルドワン式石器(進歩的オルドワン式石器)と呼べる,より洗練された石器文化が現れ,原始的なハンド・アックス(握斧)を含むのが特徴的である。ただしこのころになると,新オルドワン式石器とともに,あるいはそれとは独立に,典型的なハンド・アックスを豊富に含む,さらに進歩したアシュリアン(アシュール)式石器が見つかる遺跡もあって,石器文化が多様化ないしは変化しつつあったことがわかる。ちなみにアシュリアン式石器は,のちにアフリカからヨーロッパにわたる広い地域の,原人の時代の石器文化の基本をなすものである。…

【猿人】より

…ざっと150万年前ごろから後になると,新オルドワン式石器(進歩的オルドワン式石器)と呼べる,より洗練された石器文化が現れ,原始的なハンド・アックス(握斧)を含むのが特徴的である。ただしこのころになると,新オルドワン式石器とともに,あるいはそれとは独立に,典型的なハンド・アックスを豊富に含む,さらに進歩したアシュリアン(アシュール)式石器が見つかる遺跡もあって,石器文化が多様化ないしは変化しつつあったことがわかる。ちなみにアシュリアン式石器は,のちにアフリカからヨーロッパにわたる広い地域の,原人の時代の石器文化の基本をなすものである。…

※「アシュリアン式石器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」