ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アタヤル族」の意味・わかりやすい解説
アタヤル族
アタヤルぞく
「タイヤル族」のページをご覧ください。
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…特に一人前になったことを周囲に示すためのものが多い。台湾のアタヤル族の場合,かつては男は首狩りで初めて敵の首を取ったとき,女は機織に熟達したとき,顔面に入墨を施した。入墨を済ませた者だけが伴侶を得て後続世代を生み育てることを許された。…
…以下には若干の有力な種族をえらび,その間の多少とも顕著な対照を取り上げることにしよう。
【各種族の生活慣習】
[アタヤル族]
北部山地のアタヤル族(セデク族を含む)と中部山地のブヌン族とを比べると,焼畑耕作と狩猟活動の様式とその背景をなす自然環境に大差がないのに,社会組織や生活態度などがはなはだしく異なる。アタヤル族では夫婦単位の小家族を中心に日常生活が展開され,結婚には当事者たちの自由意思が重んぜられ,嫁入婚が多いけれども聟入婚もまれではない。…
※「アタヤル族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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