アダムソン,R.(読み)あだむそん

世界大百科事典(旧版)内のアダムソン,R.の言及

【写真】より

…しかし,これがかえって威厳のある肖像写真を作る原因ともなっていた。カメロン夫人のほかにD.O.ヒルとアダムソンRobert Adamson(1821‐48)もカロタイプを使っていたが,彼らのすぐれた芸術的資質に加えてこうした撮影条件が,彼らの肖像写真のスタイルを決定づけていた。そして写真(フィルム)の感光度が高くなるまで,こうした古典的な肖像画の様式を踏襲したともいえるスタイルは,一般的な傾向として続いたのである。…

【ヒル】より

…イギリス,スコットランド生れの風景画家,写真家。もともと画家であったが,1843年,スコットランド自由教会の設立者たちの肖像画を描くための資料として,当時エジンバラで肖像写真スタジオを開業していたアダムソンRobert Adamson(1821‐48)の協力のもとに写真を始めた。それがきっかけとなって写真の世界に入り,以後アダムソンが死ぬまでの5年間に共同で数多くの写真を撮っている。…

※「アダムソン,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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