アルチュス反応(読み)アルチュスはんのう

改訂新版 世界大百科事典 「アルチュス反応」の意味・わかりやすい解説

アルチュス反応 (アルチュスはんのう)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のアルチュス反応の言及

【アレルギー】より

…03年アルチュスNicolas Arthus(1862‐1945)は,ウサギの皮膚にウマの血清をくり返し注射していると,注射局所に発赤を起こし,やがて潰瘍が形成されるようになることを発見した。これは現在,アルチュス反応(またはアルチュス現象)と呼ばれており,注射のくり返しによってかえって反応が増強されることを示すものである。これらの現象は,生体がある種の物質と接触することにより,そのものに対して過敏となり,一定の期間後に再び同一の物質に接触すると,初めとは異なった反応を示すことを物語るものである。…

※「アルチュス反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android