アルフィエリ,B.I.(読み)あるふぃえり

世界大百科事典(旧版)内のアルフィエリ,B.I.の言及

【ユバラ】より

…作品は流麗な線的形態,直截明瞭な空間構成とその巧みな集合化,優美な色彩と装飾性に特徴づけられる。ローマ・バロックの感情表現とは異なるその宮廷的な壮麗さは,彼の死後トリノの建築界を主導したアルフィエリBenedetto Innocente Alfieri(1700‐67)を介して,アルプス以北のバロック,ロココ様式に大きな影響を及ぼした。代表作に,アルベルティのサンタンドレア教会の長堂(バシリカ)形式を発展させたサン・フィリッポ・ネリ教会,トリノ郊外スペルガの丘にたつ修道院つき奉献教会ラ・スペルガ,玄関広間に3層吹抜けの大階段室をもつパラッツォ・マダマ,狩猟館として比類ない規模と壮麗さを誇るストゥピニージ離宮がある。…

※「アルフィエリ,B.I.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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