世界大百科事典(旧版)内のアワおこしの言及
【おこし】より
…《雍州(ようしゆう)府志》(1684)は,炒った米を水あめで固く練ったところから引きおこして,板状,あるいは球状にするのでこの名があるとし,京都では二口屋(ふたくちや),虎屋のものがよいといっている。江戸後期にはひろく各地でつくられるようになり,とくに大坂道頓堀の津ノ国屋清兵衛のアワおこしが有名になった。これは蒸したアワを炒ってあめと琉球黒糖で固めたもので,当時この店の黒糖使用量は〈海内一〉といわれた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」