アンジャール宮殿(読み)あんじゃーるきゅうでん

世界大百科事典(旧版)内のアンジャール宮殿の言及

【ムシャッター宮殿】より

…ヨルダン,アンマーンの南東約41kmに残るウマイヤ朝の城砦風宮殿。カリフ,ワリード2世(在位743‐744)によって建造(一部未完成)。一辺145mの正方形プランで,ウマイヤ朝宮殿建築としては,バールベクの南西のアンジャールAnjār宮殿に次ぐ規模を誇る。宮殿は東西に3分割,さらに中央部は南北に3分割され,その最奥部にはバシリカ風の三弁形の〈玉座の間〉が設けられている。外壁(煉瓦,石)は塔で補強されているが,とくに同宮殿の名を高めたのはイスラム時代初期の文様の発達を示す南側ファサード(石灰岩。…

※「アンジャール宮殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android