イタリア記譜法(読み)いたりあきふほう

世界大百科事典(旧版)内のイタリア記譜法の言及

【楽譜】より

…14世紀も末になると,複雑なシンコペーションや変則リズムを示す〈点〉(プンクトゥスpunctus)や着色した色符(コロルcolor)を多用した技巧的な作品が作られている。(3)14世紀イタリア記譜法 フランスの初期定量記譜法を基礎としているが,6通りの基本的なリズムを表示することができ,曲頭にはシグヌムが置かれてリズム型を示している。〈自然にvia naturae〉とよばれる基本型と,下向き符尾などで示される〈人為的にvia artis〉とよばれる特殊型によって,非常に複雑な体系が作られたが,リズム表示に多くの制約があったため,14世紀末には廃れた。…

※「イタリア記譜法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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