イル・ハーン(読み)いるはーん

世界大百科事典(旧版)内のイル・ハーンの言及

【イル・ハーン国】より

…ササン朝の旧領に匹敵するイランの地を領有し,初めタブリーズ,後にスルターニーヤSulṭānīyaに都した。初代フレグ以下歴代のイル・ハーン(トルコ語で〈国の王〉の意)は元朝の宗主権を認めて友好関係を維持しつつ,辺境に侵攻するキプチャク・ハーン国,チャガタイ・ハーン国の軍隊と対決し,片や,シリアをめぐるマムルーク朝との争いに際しては,キリスト教国やローマ教皇と結んで対処した。フレグとともに征服地に居ついた部族軍は,本来はフレグ一門の私的な軍隊ではなかった。…

※「イル・ハーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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