イーペルの戦(読み)いーぺるのたたかい

世界大百科事典(旧版)内のイーペルの戦の言及

【化学兵器】より

…化学兵器の中間原料や化学兵器そのものが,化学工業の中間原料や副産物として生産されていることも多く,化学兵器の製造には必ずしも特殊な設備を必要としないため,化学工業の発達した国であれば秘密裡に製造できる。 第1次大戦前に塩素の大量生産に成功していたドイツ軍は,これを1915年4月22日イーペルの戦で放射した。これより前の1914年初秋,フランスは西部戦線で催涙ガス,ブロム酢酸エステルを使用しており,近代戦争で化学兵器が使用された最初であるが,あまり効果はなかったため,著しい効果を上げたイーペルの戦が化学戦の口火となった。…

※「イーペルの戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android