ウェンドルファー,F.(読み)うぇんどるふぁー

世界大百科事典(旧版)内のウェンドルファー,F.の言及

【ウィーン工房】より

…これらの作品に指摘されるのは,グラスゴーの鬼才マッキントッシュの直線的な装飾原理との関連である。ウィーン工房設立の財政的擁護者であるフリッツ・ウェンドルファーが工芸家の一群をスコットランドに派遣して当地の工芸を実地に学ばせたほど,この工房とスコットランドの関係,特にマッキントッシュの空間処理の影響は強かった。つまり過去の様式からの離脱をはかったにしても,ウィーン工房の依拠する原理は,曲線のアール・ヌーボーから直線のアール・ヌーボーへと変容してゆく一動向とパラレルなものであり,独自の造形原理ではなかった。…

※「ウェンドルファー,F.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android