ウルニンギルス(読み)うるにんぎるす

世界大百科事典(旧版)内のウルニンギルスの言及

【シュメール美術】より

…神話伝説に題材を求めたと思われる説話風の場面や,神の前に立つ礼拝者像を表した場面など図柄が多様になり,登場する神,英雄,人物,動物の組合せは巧みで,描写はより自然主義的になっていった。 アッカド王朝がグティ人の圧迫により滅亡したころ,メソポタミア南部において唯一独立を維持していたシュメール人の都市国家ラガシュからは,グデアとその子ウルニンギルスUr‐Ningirsuを表した石彫像が数多く発見された。これらはすべて神に祈りをささげている姿勢をとる直立像または座像で,硬質の玄武岩の持つ質感を巧みに生かした量感あふれるものである。…

※「ウルニンギルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android