ウルリカ・エレオノーラ(読み)うるりかえれおのーら

世界大百科事典(旧版)内のウルリカ・エレオノーラの言及

【スウェーデン】より

…その後スウェーデン支配下のバルト海沿岸諸国も反旗を翻し,18年,国王の戦死も重なって,ついに同国のバルト海支配も終りを告げた。翌年,王の妹ウルリカ・エレオノーラUlrika Eleonora(在位1719‐20)が即位したが,専制政治が廃止され,実権が国会に移ったことから貴族による二大政党のハット党Hattarna(三角帽子の意)とメッサ党Mössarna(ナイトキャップの意)が出現し,国王に権力がないため〈自由の時代〉(1719‐72)と呼ばれたが,外交政策に一貫性を欠き,官僚制度が定着し,また,両党に外国勢力が結びつき,国連を危くする事態に陥った。その反面,平和時が続いたため学芸の進展が著しく,特に自然科学の分野では,植物学者のリンネ,摂氏の創始者セルシウス,化学者のシェーレなどが輩出した。…

※「ウルリカ・エレオノーラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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