世界大百科事典(旧版)内のエアリー円板の言及
【顕微鏡】より
…実際にどの程度まで試料の微細部が見えるかを表すのが分解能で,試料物体上分離して識別可能な最も近接した2点間の距離で表す。対物レンズの収差が十分補正されていたとしても,光の波動性のために物体の1点は幾何学的な1点に集光せず,エアリー円板Airy diskと呼ばれる円内にひろがる。このエアリー円板の半径は光の波長λに比例し,後述のレンズの開口数(NA)に反比例し,0.61λ/NAで表される。…
※「エアリー円板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」