エネルギーの使用の合理化に関する法律(読み)えねるぎーのしようのごうりかにかんするほうりつ

世界大百科事典(旧版)内のエネルギーの使用の合理化に関する法律の言及

【省エネルギー】より

… 省エネルギーは,1973年と79年の2度の石油危機を経て,日本をはじめとする先進工業諸国で,石油代替エネルギーの開発とともに,重要な政策課題の一つとして採り上げられるようになった。まず,1978年度からナショナル・プロジェクトの〈ムーンライト計画〉(省エネルギー技術開発計画)をスタートし,79年には〈省エネルギー法〉(〈エネルギーの使用の合理化に関する法律〉)が公布され,国が省エネルギーの基準を設けて企業を指導することになった。79年には冷暖房の基準温度が定められた(その後1983年に最終的に廃止)。…

【暖房】より

…目標の室状態における熱損失に見合うだけの熱量を暖房装置によって室内に送り込めば目標の室状態が得られるわけであるから,経済的な暖房を行うには暖房装置の効率を高めるとともに,建物や室の熱損失を小さくすることが必要である。1979年に公布された〈エネルギーの使用の合理化に関する法律〉(通称省エネ法)では,建築主に建物からの熱損失を小さくするような的確な措置をとることを求めており,的確な措置がとられたか否かの判断基準として,住宅にあっては地域別に熱損失係数(簡単にいえば壁面積当りの熱損失)の上限値が,事務所などの建物では年間熱負荷係数(簡単にいえば年間の熱負荷の合計値を床面積で割ったもの。これらの建物では冷房時のことも考慮しなければならず,室内から外部へ逃げていく熱のみを対象としている熱損失より広い意味をもつ熱負荷という語が使われる)の上限値が示されている。…

※「エネルギーの使用の合理化に関する法律」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android